会員登録フォームの離脱を防ぐ添え言葉をもっと見る
会員登録フォーム周辺の「無料」「特典」「所要時間」といった添え言葉は多くのECサイトで採用されています。9サイトの実例を集めました。
この記事は 「会員登録しなきゃ損」と思わせる添え言葉 — ECサイトの登録フォームで離脱を防ぐ5つの工夫 の補足記事です。同じパターンの事例をさらに紹介します。
事例
ABC-MART — 靴ECならではの「再入荷通知」をベネフィットに

ABC-MARTオンラインストアのログインページには、新規会員登録ボタンの直下に 「会員登録がお得な理由」 と題したボックスがあり、4つのベネフィットがアイコン付きで並びます。中でも注目したいのが「人気商品の再入荷を見逃さない」という項目。人気サイズがすぐ売り切れる靴ECならではの切実な悩みに応える、具体的な価値提案です。
ベネフィットリストの近くに「登録は1分で完了します」のような所要時間の目安を添えると、「面倒そう」という時間的障壁を先回りして取り除ける。 「Microcopy: The Complete Guide」Chapter 4: Sign Up, Login and Password Recovery
ECカレント — 商品価格の直下で「会員特価」を予告

ECカレントの商品詳細ページでは、価格表示のすぐ下に 「会員登録(無料)で特別価格あり ログインしてチェック!」 という赤いバナーが配置されています。価格を確認した直後に「もっと安くなるかも」と思わせる絶妙なタイミング。「(無料)」で費用の不安を消しつつ、「ログインしてチェック!」で次の行動へ自然に誘導しています。
「特別価格あり」という曖昧な表現を「会員なら¥○○○おトク」のように具体的な割引額で示すと、ログインする動機がさらに強まる。 「Webコピーライティングの新常識 ザ・マイクロコピー [第2版]」第3章 コンバージョンボタンのマイクロコピー — 3-9
とらのあな — 「250円クーポン」でフォーム入力の直前に動機づけ

とらのあな通販では、新規会員登録フォームの入力欄の直上に 「会員登録で250円クーポンがもらえる」 というバナーが配置されています。「250円」という具体的な金額が入ることで、「なぜ今登録すべきか」が一目で伝わります。キャラクターイラストが添えられているのも、事務的になりがちなフォーム画面に親しみやすさを加えています。
クーポンのベネフィットに加えて「登録は1分で完了します」のような所要時間の目安を添えると、「お得だけど面倒そう」という最後の行動障壁まで解消できる。 「Microcopy: The Complete Guide」Chapter 4: Sign Up, Login and Password Recovery
エディオン — ボタンラベルに「(無料)」を直接入れる

エディオン公式通販のログインページでは、会員登録ボタンのラベルが 「新規ご利用登録(無料)」 となっています。エディオンは有料のクレジットカードも発行しているため、同じ画面に有料カードの情報が並ぶ中で「この登録は無料です」と明示する効果は大きい。ボタンを押す瞬間に安心できるひと言です。
ボタンの直下に「会員限定価格や特別クーポンがご利用いただけます」のように、登録後に得られる具体的なベネフィットを2〜3個箇条書きで添えると、「無料だから登録しない理由がない」だけでなく「登録したい積極的な理由」も提供できる。 「Microcopy: The Complete Guide」Chapter 4: Sign Up, Login and Password Recovery
LOWYA — 「こんなに便利!」で自分ごとに変換

LOWYAの会員登録画面では、フォーム上部に 「会員登録をするとこんなに便利!」 というリード文と4つのベネフィットが並びます。「ポイントを貯めてお得にお買い物!」「ご注文時の入力もスムーズに!」など、登録後の体験を語っているのがポイント。手続きの説明ではなく「登録したらどうなるか」を伝えることで、フォーム入力への動機が生まれます。
「1分で登録完了」「いつでも退会可能」といった障壁除去の一文をベネフィット箇条書きの下に添えると、登録のメリットを理解したユーザーが残る「面倒そう」「後で退会できる?」という不安まで解消でき、登録率がさらに向上する。 「Microcopy: The Complete Guide」Chapter 4: Sign Up, Login and Password Recovery
オルビス — 「入力目安時間(2分)」で時間の不安に先回り

オルビスの会員登録フォームでは、「お客様情報登録」というタイトルの直下に 「入力目安時間(2分)」 とオレンジ色で表示されています。フォーム離脱の大きな原因である「時間がかかりそう」という不安に、入力欄よりも先に目に入る位置で答えています。「2分」という具体的な数字が、曖昧な「すぐ終わります」よりもはるかに説得力を持ちます。
「入力目安時間(2分)」に加えて、「メールアドレスを第三者に共有することはありません」のようなプライバシー保証を一言添えるとよい。 「Microcopy: The Complete Guide」Chapter 4: Sign Up, Login and Password Recovery
SANYO ONLINE STORE — 「登録料・年会費は無料です」の安心ひと言

SANYO ONLINE STOREでは、「新規会員登録」ボタンの直下に 「※登録料・年会費は無料です」 という一文が添えられています。三陽商会のような百貨店系ブランドは有料会員制をイメージさせやすいだけに、この一言の効果は特に大きい。「登録料」と「年会費」を分けて否定することで、二段階の不安をまとめて解消しています。
antiqua — ゲスト購入を認めつつ会員登録のメリットを伝える

antiquaのログイン画面には、「※会員登録なしでもお買い物いただけますが、会員登録をすると、クーポンの利用やポイントが貯まるなど、より便利にお買い物ができます。」 という一文があります。まずゲスト購入できることを明言して安心させてから、会員登録のメリットを提示する構成。「登録しなくてもいいですよ、でも登録するとお得ですよ」という圧力のない語り口が、自発的な登録を促す工夫です。
フェリシモ — 「アプリなら 2回目からログイン不要」で利便性を訴求

フェリシモのログイン画面では、ログインフォームの下部に 「アプリなら 2回目からログイン不要」 というバナーを配置しています。「アプリをダウンロードしてください」という依頼ではなく、ユーザーが得られるベネフィットを前面に出した表現が巧み。「2回目から」と正直に書くことで、初回の操作が必要であることも自然に伝えています。
「アプリなら 2回目からログイン不要」に加えて「アプリ限定クーポンも届きます」のようにもう一つの具体的なベネフィットを添えると、アプリDLへの動機が二重に強化される。 「Microcopy: The Complete Guide」Chapter 4: Sign Up, Login and Password Recovery
紹介サイト
- ABC-MARTオンラインストア — 靴・スニーカーの大手セレクトショップ
- ECカレント — 家電・PC周辺機器のオンラインショップ
- とらのあな通販 — 同人誌・コミック・グッズの専門通販
- エディオン公式通販 — 家電量販店エディオンのオンラインストア
- LOWYA — おしゃれ家具・インテリアの通販
- オルビス — スキンケア・コスメの直販
- SANYO ONLINE STORE — 三陽商会のファッション公式通販
- antiqua — 大阪発のオリジナルファッション通販
- フェリシモ — ファッション・雑貨を毎月届ける定期便が主力の通販


